京都OFF顛末記

さあ、出掛けよう。44日AM0:00車の修理が完了し、俺はエンジンキーを挿し込み
ゆっくりとSTARTへ捻り、セルを回した。「きゅるるる〜ぶおんぶおん」アクセルを数回軽く踏み込み
回転を確認する。タコメーターの針は軽やかに跳ねあがった。
エアコンの温度を22℃に調整し、足元に風を送る。音楽は布袋寅泰、「GUITARIZM1」
http://www.hotei.com/index.asp
に収録のエディコクランのカバー「C`mon Everybody」である。
強烈なギターのリフのイントロにやられながら、ワイパーをHIGHにした。
外は、強い雨だ。俺はラークマイルドに火を付けて
シフトをDにいれ、ハンドルを右に切った。
リズムマシンのタイトなリズムに合わせ、CDのvolumeをMAXにして
徐々に加速していく俺を邪魔するものは何も無い。

C'mon everybody and let's get together tonight~♪
I got somemoney in my jeans & I'm really gonna
spend it right~♪

まさに今の気分にぴったりの最高のナンバーだ。
夜の静まり返った街を俺のレクサスRX300(嘘wが突き刺して行く。
煽って来る後ろの糞を軽くぶっちぎって
峠のワインディングを攻めていく。ここの峠は起伏が激しくて
なかなか楽しいものがある。
世間のくだらない事も、忘れてしまう刹那の悦楽に身を委ねながら
愛車を、三陸のインターに滑り込ませる。

俺は、考えた。「京都は遠い」w
「しまだや」の自販機で買ったBOSShttp://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/index2.html
の缶コーヒーを飲み干しながら、つい出てしまった屁を窓外に放出する
ためにウインドウを5cmほどsageた。w
いやらしいパトカーが俺の死角に侵入してくる。
次、掴まったらやばいw
田舎では、車が無いとそれこそ生死にかかわる
大事態なのである。w

 

俺は、亘理でインターを降り、ROUTE6を
巡航していく、修理に出して愛車のコンディションも極めて良好である。
俺は、この道路が好きだ。頬を撫でる潮風と潮騒のGROOVEを風で感じながら
Driveする快感は、他では味わえないものだ。
カーステから流れる曲はTHE boom「風になりたい」だ。
http://www.five-d.co.jp/boom/discs/single/kazeni/
天国じゃなくても〜♪楽園じゃなくても〜♪
あなたとあえたしあわ〜せかんじてーかぜにーなりーたいー♪
この曲は2002W杯でもおなじみの「島唄」のバンドの曲なんだが
歌詞が切なくて人生の苦みを美しく昇華させてくれる
VO.の宮沢和史氏の作詞の才能の素晴らしさは
他に並ぶものが無いであろう。



途中で腹が減った。「すき屋」http://www.zensho.com/menu/パーキングへ車を入れ
厠で小便をする。美しい放物線を描いた弾道が
便器の水溜りに吸いこまれ、荒々しい飛沫をあげる。
武器を丁寧に格納し、手に石鹸を染み込ませ念入りに洗浄する。
そうして、席に着き、二つ折りのメニューに目を通しながらメニューを物色していく。
俺の決意は、固まった。
店員に「大盛りねぎだくつゆ抜き」は注文しないwさすがにw
「キムチ牛丼セットの並み」
そう答えて、店員の注いだ冷たい麦茶を啜った。
俺は、牛丼はここのが一番好きである。
「吉野屋」は、いまいちクドくて性に合わない。
唐辛子をほどほどに振り掛けて、殺伐と孤独に飯を書きこむ。
客は、俺の他に誰もいない。男一人殺伐と牛丼を食う事に
ある種の思想と哲学が存在するのなら
そこには、「ロマン」が存在するはずだ。
そう、広大な大宇宙の中に存在するはずのちっぽけな「俺」の人生と
安っぽい椀に盛られた牛丼が時空を超えて出会い融合する事は
必然であり運命なのだと!
俺は、勘定\430を払い、ゲップとともに再度車中の人となったのである。

車を一路、帝都東京まで走らす俺。水戸を抜け、牛久を過ぎ、京葉道路から
都内首都高へ侵入する。箱崎インターは、大変な渋滞だ。
メトロ東京に、夜のとばりが降りてきた
俺は、カーステには、Brand New Heaviesをセット。
曲は、「Never stop」だ。http://www.river-city.co.jp/neverstop.htm
http://www02.so-net.ne.jp/~muchomm/artist/BrandNew.html
カーリーの、流麗なベースラインの上で艶かしく踊る、エンディアのvoは都会の夜
にぴったりだ。w俺は、すべて(現レー)氏に連絡をとり明日の予定を確認。
仕事が何時に終了するか、わからないので、明日の始発の新幹線で京都に向かうとの
事。俺は、銀座から横浜に抜け、東名高速に乗り一路、雨の中京都へ向かったのだった。

雨の視界不良の中、沼津、焼津、静岡、浜松を抜け名古屋に到着。
PAで、小便をし、食堂にて焼肉丼を求めた。
こちらの、丼ぶりには、ねぎの千切りがのっている事実を発見。
燃料を補給し、疲れたので3時間程度仮眠し、4時起床し
名神高速を一路京都に向かったのである。
途中、天下分け目の関ヶ原を抜け、大津〜京都東インターへようやく降りついた。
丸一日の長旅であった。
祇園を抜け、四条、トンガリ頭の京都タワーが見える。
京都の女性は、色白で小柄が多いが気のせいか?
駅の近くのセブンイレブンでジョージアを買い一服。
すべて氏は、9時40分、到着との事で京都の観光本を少し眺めて休憩した。
その後、時間が近付いたので、駅前の中央郵便局前に車を移動。
すべて氏に、その旨連絡して約束の時間に合流。
乗車の後、霊山に車を走らせたのだった。

五条大橋を渡り、清水寺前を抜け参道を目指す。「わからない」w
すべて氏とともに、駐車場の誘導員に尋ねたが「わからない」w
途中、石碑を発見![霊山護国神社」。至急、すべて氏を降ろし
民間の駐車場に車を入れ、徒歩で坂を登っていった。「着いた!」
痩せ型で、ブルーのスーツを身に纏った、洒落者、hex氏と
ブルーリボンを下げた、学究の士、白朗氏が、すべて氏とともに
私を待ち受けていたのである。
お互い、軽く挨拶を交わし、歴史資料館に入った。
「いや〜待たせた、待たせた」

http://www.gokoku.or.jp/
我々は、館内に足を運び、展示物の数々に目を凝らす。
吉田松陰自筆の書簡や、高杉や龍馬、陸奥、伊藤の書の掛け軸が一面に展示されている。
彼等の字は、気品に溢れ、やはり立派だ。当時の火縄銃が何丁も展示されている。
憂国の気概を存分に吸収し、館を後にし
我々は、隣の神社に向かい、参拝券と線香を買い求め
墓所に向かったのである。
参道の中途には、龍馬への想いが様々に書き連ねられた
石板で埋め尽くされている。
そして、パール判事の記念碑の前で、我々は、歩を止めた。
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-pal.htm



碑には、瀬島龍三氏や様々な著名人の芳名があった。
その後、我々は、参道を登り、戦没者墓地を抜け
坂本竜馬、中岡慎太郎、両氏の墓前に到着した。
大勢の人達が、墓前にたむろし、思い思いに写真を撮影している。
京都の町並みが一望できる高台に、この二人の墓はある。
日本の礎となり、この京都で散った二人の墓前に我々は
額ずき、手を合わせ、線香を上げて
維新回天の決意を、また新たにしたのである。


木戸孝允・松子夫妻を始め、坂本龍馬、中岡慎太郎ら、祀られている3100余柱のうち墓碑(合葬墓を含む)の確認されているのは368柱です。
 主な志士は、坂本龍馬、中岡慎太郎、吉村寅太郎、武市半平太、木戸孝允、梁川星巌、徳川斉昭、梅田雲浜、真木和泉守、平野国臣、橋本左内、頼三樹三郎、中山忠光、伴林光平らです。
http://www.ryozen-museum.or.jp/06page.htm

明治37年2月に坂本龍馬が皇后の夢枕に立ち,
日露の戦いには自分の霊が海軍を守護するので心配ないと明言したということが新聞紙上に出た。
http://member.nifty.ne.jp/so_you/list/139.htm

霊山護国神社の桜
http://www.idemako.com/s10/digcm/2001_03C/ryozen.htm

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/iwaemon/tosa.htm
長州の志士
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/iwaemon/tosa.htm
幕末京都
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/iwaemon/index.htm#
幕末女傑名鑑
http://www.bakusin.com/eiketu/jyoketu.html

http://www.ryozen-museum.or.jp/霊山歴史館
 幕末維新のバラエティーに富んだ史資料を展示する常設展です。新選組、志士群像、幕末の鉄砲、幕末の諸侯、龍馬と慎太郎、維新の三傑、西南戦争などのほか、勤王歌人・大田垣蓮月尼の和歌屏風が展示されます。

 【新選組】近藤勇に焦点を当て、所用鎖帷子、詩書屏風、甲州勝沼驍勇之図(写真)、さらし首の図をそろえています。また函館戦争の五稜郭奮戦図、大蘇芳年描く函館戦争、「右翼先頭ヨリ全面戦争」があります。

 【志士群像】吉田松陰、高杉晋作、陸奥宗光、岡本半介、横井小楠、勝海舟の書や詩書が並んでいます。

 【幕末の鉄砲】火縄銃、ケッペアケルン銃、ゲベール銃、ヤーゲル銃、ツンナール銃、スナイドル銃、スペンサー銃、スタール騎兵銃、レミントン銃のほか、球形砲弾、ナポレオン弾があります。

そして、我々は、禁門の変殉難者、長州志士の墓にもお参りし
手を合わせた。http://www.fan.hi-ho.ne.jp/gary/ryozen02.htm
木戸公と、その妻君の墓は、山の頂上にあり
意外に周囲は寂しい。というか龍馬の墓所以外は
あまり人がいなかった。

しかし、その墓碑の多さに維新は、かくも難儀な事であったとの
認識を改めた次第。

一行は、しばし神社境内で休憩し
互いに、過去の左翼教育の弊害などについて
語ったのち、神社に参拝。柏手を打ち
昼食を摂るべく、京都の街へ、車を走らせたのである。

 

続く
                         

戻る

 




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!